DETONATOR RECORDS VOLUME 1

Label: DETONATOR RECORDS (2001)

Production: Dj Fakts One, D-Tension, Dj Static, Akrobatik,
Dj Sense, Plain Pat, Dj Supreme One


1. Hok2 - Breez Evahflowin'
2. Newsflash - Akrobatik
3. Not For Nothin' - C Rayz Walz
4. Big In Japan - Chan w/Reks
5. Too Chill - Akrobatik
6. Grown Men - Akrobatik, Breez Evahflowin'
7. I Love HipHop - Breez Evahflowin
8. The Flow (remix) - Akrobatik
9. Explosion - Akrobatik, Breez Evahflowin, Chan, C Rayz Walz
10. No Losses - Akrobatik
11. Combat Zone - Chan
12. Whodafukareyou - C Rayz Walz
13. Ruff Enuff (remix) - Akrobatik w/Afu Ra, Breeze Evahflowin'
14. Politickin With Chan - Chan
15. Basementality - Akrobatik
16. Degrees - C Rayz Walz
17. After All - Breeze Evahflowin', C Rayz Walz

地味ながら活発な活動を続けるボストンのヒップホップ・シーンだが、このDETONATOR RECORDSもそのシーンの拡張に一役買っているレーベルだ。ボストンを代表するMCの一人、AKROBATIKをメインにニューヨークからもサポートを得て、これまでに発表済みの12インチを多数収録したレーベル・コンピをリリース。

注目はニューヨークのSTRONGHOLDクルーからDETONATORに加わったC RAYZ WALZとBREEZ EVAFLOWIN'の2人だろう。まず、C RAYZ WALZの"NOT FOR NOTHING"は、トラック的にもこのコンピのベスト・トラックだろう。相変わらず、パンチラインがタイトだ。サッカーMCモノ"WHODAFUCKAREYOU?!?"も最高にドープ。キャッチーなフックが良いパーティーチューン。BREEZ EVAFLOWIN'は、"I LOVE HIPHOP"でヒップホップが自分にとってどんな存在かをライム、ドープだ。アジア系のCHANは、この4人の中で一番知名度が低いと思われるが、同じボストンのREKSと共に「俺らは日本でもビッグだぜ」とウソぶく"BIG IN JAPAN"、アジアっぽいトラックでストリートライフを語る"COMBAT ZONE"等は充実した出来で、これから名を聞くことも多くなるだろう。AKROBATIKはといえば、ヒップホップゲームの過酷さを語る"NO LOSSES"、スムースな恋愛モノ"BASEMENTALITY"、ラッパーとしてのステージ・マナーをライムする"NEWSFLASH"等で、幅広いトピックを聞かせているものの、登場回数が多い割に残りの3人ほど印象に残らない。突出した何かが欲しいところだ。

全体的にタイトだが、今ひとつ物足りなさが残るのも確か。そんな中でもC RAYZ WALZは、突出した個性とマイクスキルで楽しませてくれる。マア、シングル曲も網羅されているし、入門用に。