THEM BADD APPLES

Label: THEM BADD APPLES (2000)

Artist: THEM BADD APPLES

Production: Maker, Neuro


1. Ego Fest
2. Second Nature
3. Charades
4. Intro To Brain Factory
5. Brain Factory
6. Poisonous Lullaby
7. Burn97
8. Scorpian Death March
9. Scorpian Death March Outro
10. Growth
11. Water Heads
12. Confused Since Then
13. Machine
14. Sigh Of Relief
15. Dialogue
イリノイ州シカゴ周辺で活動するTHEM BADD APPLESは、MCであるSARKAZM、CONCEPT、NEUROLOGIC、VERTABREAKER、STRIK9、FALLOPION SCORPIONに、トラック・メイカーのMAKERとDJ SPRYTE ONEを加えたクルーである。基本的にダークで、皮肉っぽく自虐的というか...とにかく、シカゴの層の厚さには驚かされる。

1曲目、悲しげなギター・ループに、ラフな走るドラムがドープな"EGO FEST"がこのアルバムの空気を物語る。続くポッセ・カット"SECOND NATURE"は、それぞれのMCによる声明文。ベスト・トラックは、サビの女性ヴォーカル・サンプルがとにかくドープな"CHARADES"。所謂バックパックMCを皮肉った曲で、ニヤッとさせられる。SRKAZMによる「ATMOSPHEREの曲が出るたびにスタイルが変わる/.../ライム歴1年、BIG DADDY KANEが誰かも知らない」辺りが気に入った。ラストのスクラッチもいいスパイスになっている。"WATER HEADS"では、STRIK9の皮肉の効いたヴァ−スが面白い。自分を「海嫌いのライフガード/../肉好きのヴェジタリアン/../冗談の通じないコメディアン」などと言っている。男女関係を歌った"CONFUSED SINCE THEN"もドープだし、ラストの"DIALOGUE"も締めくくりに相応しい感じ。MCでは、甲高い声で神経を逆なでするVERTABREAKERと野太い声のSARKAZMの2人は要チェック。

トラックはある意味中世的というか、宗教的というか、ピアノに弦楽器中心の不気味なループに、ラフなドラム。突出したトラックは特にないが、全体的に粒揃いだ。

非常にオリジナリティー溢れるアルバムではあるが、幾つかの弱いトラックが気になった。他にない雰囲気を持ったグループだけに、そこだけは勿体無い。これからが非常に楽しみなグループだ。あと、VERTABREAKERとMAKERによるユニット、COSTUMEもチェック。