BRAND NEW SECOND HAND

Label: BIG DADA (1999)

Artist: ROOTS MANUVA

Production: Mr Manuva, I.G. Culture, Hylton Smythe, Wayne Bennett, Jamie Finch, Jam-El, Roots Manuva


1. Movements
2. Dem Phonies
3. Juggle Tings Propper
4. Inna
5. Soul Decay
6. Baptism w/Wildflower
7. Strange Behaviour
8. Organ Skit
9. Big Tings Gwidarn w/Seanie T
10. Sinking Sands w/Sober Now
11. Wisdom Fall
12. Roots-Fi Discotheque (skit)
13. Clockwork
14. Cornmeal Dumpling w/Thomas E
15. Fever
16. Oh Yeah...
17. Motion 5000
BIG DADAの出世頭となった、ROOTS MANUVAことRODNEY SMITH。LEFTFIELDの"DUSTED"での好客演の後、01年には大ブレイクを果たし、今やUKでは知らぬ者のいないUKHIPHOP界の顔といえる(だが特に日本ではまだまだ名が知られていないし、過小評価されている)。UKブラックである彼はキャリアも10年に上るベテランMCだ。95年に12インチ"NEXT TYPE OF MOTION"を発表。しかしその内容に反して大した評価は得られなかった。そして、98年に"BLACK WHOLE STYLES"という名コンピを出したにも関わらず、当時まだほとんど知られていない存在だったBIG DADAからリリースされたのがこのアルバムだ!

レゲエやルーツ色の強い独特の声、フローはスキル面でも聞かせてくれる。ダブに傾倒したドープ且つアブストラクトなトラックはほとんど彼自身によるもの。その素晴らしい仕事はテクノ畑の人間にも受けるのでは?十分トラックのみでも聞かせてくれるほどのクオリティだ。先行シングルにもなった"JUGGLE TINGS PROPPER"(EL-PがREMIX!)ではジョンレノンやオノヨーコを引きあいに出していて我々日本人をにやりとさせる。政治的なリリックはUKブラックならではの視点でリスナーの耳を切り刻む(NASの上回るリリシストだという声もあるらしい)。当然全曲良い出来なのだが("BAPTISM"では女性MC、WILDFLOERの客演も光る)、特出すべき、つまりクラッシクと呼べるような曲は"CLOCKWORK"そして"FEVER"だろう。"CLOCKWORK"ではスムースなラップもそうだが挿入されるスクラッチ、そしてフックの気持ちよさといったら!"FEVER"の生演奏を取り入れたトラックは筆舌に尽くし難いほどの出来だ。

駄曲など存在しないクラシック。もっと多くの人に聞かれるべき作品だ。ジャケもドープ!

(イカの目)