BLUE COLLAR BLUES

(2002)

Artist: PROLITEARIOTS

Production: Paul Fava, Nocturn, Malosi, Human, Ceschi, Sseleman


1. In From The Fields
2. Blue Collared
3. Patriots On Parade w/Amos, OmegaCix
4. 320 Redemption
5. From Time To Time
6. Head In The Dirt w/Ceschi
7. How Rude?
8. Cast To Scenery
9. High Fences
10. Drowning Jesus Fish w/Ceschi
11. Miss February
12. Dependent
13. Road Less Traveled
14. Sunburn
15. Plastic Armor
16. A Nights Rest
JOHNNY TSUNAMI、NOCTURNE、WHIMBLY SMALLFRY、そしてNOAH23を配するカナダはPLAGUE LANGUAGEクルーからSTAPLEMOUTHを加えたPROLITEARIOTSのこの"BLUE COLLAR BLUES"は、米ベイエリアのANONYMOUS INC.からCESCHIまでをフィーチャーしたハワイ産アルバム。

PROLITEARIOTSとも関わりの深いPLAGUE LANGUAGEクルーの作品にも共通して言える事だが、最大の聴き所はプロダクション。レゲエからニューウェイブまで様々な音楽の影響が色濃いヴァラエティに富んだトラックは、所謂ブーン・バップ・トラックだけがヒップホップではない事を再確認させてくれる。生々しいまでのドラムは貧弱な録音環境の産物だろう、ヒップホップ・プロダクションのプリミティヴな魅力に溢れている。こうしたプロダクションにヴォーカルを乗せるなら、やはり強烈な個性や押しが必要になってくると思うのだが...。インスト・アルバムが聴きたくなった。

4人のラップには、ANTICONからの影響が色濃く出ている。ALIASとDOSE ONEのハイブリッドにWHYを掛け合わせたような4人のライム・スタイルは、スキルフルではあるがオリジナリティに欠けているし、各々が集団の中に埋没してしまっている。政治的な側面も垣間見える彼らのポエティックなリリックは独自性があると言えるかもしれないが、内容に関係なく説得力を持たせるだけのラップ力は彼らにはない。それが逆に、トラックを際立たせていたりもする訳だが。

なんにせよ、充実したアルバムだ。得体の知れなさも含めて、魅力的な連中である。