FAKE IT UNTIL YOU MAKE IT

Label: CONCENTRATED (2000)

Artist: THE MIND CLOUDERS

Production: Mum's The Word


1. Hollow Victory
2. Listen
3. Odessey Honestly
4. False/Lost
5. Cloud Control (interlude)
6. Marshall Law
7. Paranoia Shiek w/Iriscience
8. Fool Press Conference (skit)
9. Broken Intercom w/Zen
10. Unraveling w/Circus, Life Rexall
11. Funny Isn't It
12. Kirby Can Hawk (interlude)
13. Upside Down 6 w/Dannu, Key-Kool, Vixxen, Puzoozoowatt, Awol One, Subtitle, Bus Driver, Circus
14. Fake It Until The Outro
15. Worship The Music
VISIONARIESを始め、数々のプロジェクトを抱える奇才2 MEX。中堅プロデューサーMUM'S THE WORDと組んで、新たなプロジェクトがスタート。THE MIND CLOUDERSだ。

最も耳を引いたのは、"FALSE/LOST"だ。この曲で2 MEXは、宗教組織に対しての自らの正直な意見を述べている。つまり、宗教を盲目的に崇拝するのはとても危険だ、という事。宗教が文化の中で大きな位置を占めているアメリカで、こういった曲をやる事はある意味危険だと思うのだが。"MARSHALL LAW"でも軍隊に対する批判を繰り広げているし、DILATED PEOPLESのIRISCIENCEが参加した"PARANOIA SHIEK"や"WORSHIP THE MUSIC"でも、他のアーティストがあまり口にしない題材を扱っていて唸らされる。”やっと言いたい事が言えるぜ”と"HOLLOW VICTORY"で語っている通り、自らの感情を正直に吐き出す所に2 MEXがドープたる所以がある。決してテクニカルでないラップも、感情が直に伝わってくる様だ。

もう一人の主役MUM'S THE WORDのトラックは、乾いたドラムを主体にした、いかにもウェスト・コーストといった感じ。"ODESSEY HONESTLY"や"MARSHALL LAW"、"BROKEN INTERCOM"のようなファンキーなモノから、"PARANOIA SHIEK"、"FUNNY ISN'T IT"辺りの哀愁漂うモノまで、手堅くまとめている。

トラック面で少し損はしているものの、多彩な題材、パッショネイトなフロウなど、聴き所の多いアルバムだ。2 MEXはこのアルバムで、自分がウェスト・コーストを代表するリリシストの一人である事を証明した。