10 ARTISTS OF THE 2001 by: Fuma75
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AESOP ROCK
アルバム"LABOR DAYS"では、’労働’をキーワードに都会の生活を独特のポエティックなライムとタフなデリヴァリーで解剖して見せたAESOP ROCK。"NO REGRETS"では、簡潔な描写ながら、味わい深い物語を聴かせて新境地を開いたと言える。MOLEMENのアルバムへの参加を始め、数々のコラボレーションも印象深かった。
"ANTICON GIGA SINGLES"は勿論、数々のサイド・プロジェクトでの活動も忘れられないが、何と言ってもcLOUDDEADのアルバムは、集大成として後世に語り継がれるだろう。DOSEの自由自在のデリヴァリーとポエティックなリリックの世界観は更に深みを増した。2002年にはJELとのTHEMSELVESのアルバム・リリースを控えている。心して待て。
LIVING LEGENDSの野蛮なマイクコントローラーMURSは、本体のアルバム"ALMOST FAMOUS"での好演を始め、ANACRONとHIMSELFとのユニットTHE NETHERWORLDSの"PALS"でも、彼がウェスト・コースト・ファイネストである事を証明した。彼の驚異的な途切れのないフロウは、DEF JUXからのアルバムがリリースされる2002年にも絶好調だろう。
あらゆる地域からプロップスを受ける人気者、RHYMESAYERS代表SLUG。勿論、母体ATMOSPHEREの"LUCY FORD"は既にクラシックだが、それ以上に、挙げたら切りがないフィーチャー作品が思い出深い。LIVING LEGENDSやMOLEMENのアルバムでの、いつもながらのスムースなフロウとライムなどは氷山の一角。多作なSLUG、2002年にも複数のプロジェクトが控えているという。待ちきれない。
CANNIBAL OXのデビューアルバム"THE COLD VEIN"をクラシックに押し上げたのは、彼だけでなく相棒VORDULの力も大きい事は百も承知だがやはり、多くの客演でもその特異な存在感を放っていたVAST AIRを推したい。独特の声とデリヴァリーによって操られる病んだ比喩表現と冷ややかな視点は、正しく都会的。母体ATOMS FAMILYを牽引する存在として、今年も我々の耳を侵し続けるだろう。
EL-P
CANNIBAL OXのセンセーショナルなデビューアルバム"THE COLD VEIN"でのプロダクションは、正に衝撃的だった。あまりに深すぎるその音銀河は、他の追随を許さない所まで来た。その"THE COLD VEIN"に加え、自身のレーベルDEF JUXからは、AESOP ROCK"LABRO DAYS"とクラシック・アルバムを2枚も送り出し、正に絶好調。より攻撃的だというソロアルバム"FANTASTIC DAMAGE"は、2002年最大の爆弾になるか。プロデューサー、レーベル経営、MCイング、全ての面で常に一歩先をゆく彼にこそ、天才の名は相応しい。
彼のグループFIVE DEEZの"KOOL MOTOR"を筆頭に、ソロ・インストアルバムが2枚、年末にはJ. RAWLSとのアルバムと、FAT JONにとって2001年は本当に多忙な年だった。と同時に、一躍トップ・プロデューサーへと踊り出た年でもあった。それぞれのプロジェクトで微妙に変化する彼のサウンドは、総じてむせ返る程ソウルフルでジャジー。サンプリングを基本にしながら、極自然に生楽器を溶け込ませる。インストだろうがヴォーカルが乗ろうが、彼のサウンドは変わらない魅力を放っている。
ムーディーなネタ使いのトラックも単純にドープだが、アルバムの構成、曲順、ゲスト・ラッパーの配置など、正にプロデューサーとしてその才能を遺憾なく発揮している。あまり注目されていないが、2002年は仲間のHUGGYとAL-SHIDのアルバムで、彼の異才振りはより明確になる事だろう。
カナダの最注目レーベルPEANUTS & CORNのドン、MCENROE。2001年には、PIP SKIDを始め、JOHN SMITH、GRUF、そしてレーベルコンピ"FACTORY SECOND"まで、数多くのアルバムのプロダクションを一手に引き受け、そのどれもが素晴らしい出来。美しいウッドベースとクリスピーなドラムが鳴り続けた1年だった。今年もMCENROEは、そのサウンドでカナダの風景を描き続ける事だろう。レーベルの今後にも期待大だ。
ドラムがどうとかネタがどうとか、そういう次元を超えた異色の音世界。全く予想不能の奇妙な展開をポップに聴かせるその才能は、多くの中身のない自称”アブストラクト”派達とは格が違う。cLOUDDEADや自身の集大成"PLAN 9"等で聴けた独自のコラージュ感覚は、2002年にどういった進化を見せるのか。WHY?とのコンビネーションも目が離せない。
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