DREAMWEAVERS

(2001)

Artist: DREAMWEAVERS

Production: Elusive


1. Intro (implicit thoughts)
2. Sub-Incision
3. DW Theme
4. Auto Pilot
5. Fruition
6. Evenflow
7. Heavy Weights
8. Doing Damage
9. Temptations Of The Flesh
10. Dreamweavers
11. Vibin
12. Love
13. Exploitation
14. They Say w/The Grouch
15. C02
16. Behind My Brown Windows
17. In The Groove
18. Check Out My Mechanics
19. Hardware
20. Outro
LIVING LEGENDSの面々はとにかく多作だが、ビート・メイカーELUSIVEも例外ではない。ビート集を始め、 LEGENDS勢へのビート提供、多くのウェスト・コーストMCを集めたソロ・アルバム等、常にビートを作り続ける姿勢に まずリスペクト。L'RONEOUSについては、"IMAGINARIUM"を聴いた人には説明不要だろう。驚異のデリヴァリーとそのリリックで一躍多くのリスナーの指名手配リストに載った男だ。そんな2人が、DREAMWEAVERSというユニット名を掲げて、アルバムをリリースした。

L'RONEOUSだが、そのフロウは衰えていないものの、トピックの幅に若干不満が残る。残念ながら、多くの人が期待する様なコンセプチュアルな曲は望めない。自己顕示/スキル・モノが多くを占め、それ自体はいいが、彼はパンチラインに長けたMCではないので、やはり場違いだ。"BEHIND MY BROWN WINDOWS"級の曲がもう少し多ければだいぶ違っただろうに....

話をビートに移そう。ELUSIVEのビートは、全体に弱くグルーヴに欠けるモノになってしまっている。"DW THEME"、"FRUITION"、"TEMPTATIONS OF THE FLESH"、"CO2"、 "CHECK OUT MY MECHANICS"等に顕著だ。だが、"HEAVY WEIGHTS"、"DREAMWEAVERS"などでのドラムはタイト。ベストは、やはり"THEY SAY"に落ち着くだろう。

個人的な感想だが、2人の相性に関しては少し疑問が残る。L'RONEOUSには、"IMAGINARIUM"の時のような重たいビートがシックリ来るように思うし、ELUSIVEのビートには、L'RONEOUSのようなストイックなMCではなく、もっとカラフルなデリヴァリーのMCの方が、時に単調にもなる彼のビートには合っているのではないか、と思う。

残念だが、お互いに最高のスキルをぶつけあっているとは言い難い。 以前の作品に比べL'RONEOUSのテンションは明らかに下がっているし、ELUSIVEのトラックも的外れな物が多い。 良い曲も当然あるが、悪い曲が足を引っ張っていて、アルバムの印象を悪くしている。そういったマイナス点を差し引いて も”悪いアルバム”ではないが、この2人のユニットなのだから、この程度で満足とは言えない。この先、このユニットから のリリースがあるとは考えにくいが、それもそれ程残念ではない、というのが正直な感想だ。