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1. State Of The Nation 2. 3030
3. The Fantabulous Rap Extravaganza 4. Things You Can Do
5. Positive Contract 6. St. Catherine St. 7. Virus
8. Upgrade 9. New Coke 10. Mastermind 11. National Movie Review 12. Madness
13. Meet Cleofis Randolph 14. Time Keeps Slipping 15. The News
16. Turbulence (Remix) 17. The Fantabulous Rap Extravaganza U
18. Battlesong 19. Love Story 20. Memory Loss
21. The Assman 640 Speaks
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AUTOMATOR、DEL、KID KOALA。それぞれの分野を代表する奇才達によるアルバム。このアルバムを一言で表すとそういう事になるが、結果はそんなものではない。KOOL KEITHとの"DR. OCTOGANECOLOGYST"でもその才能を発揮していたAUTOMATORだが、ココでのプロダクションは軽くそれを超えている。DELは勿論最高のプロダクションを得ていつに無く元気だし、KID KOALAのスクラッチはアルバムを通してDELやAUTOMATORと同様の存在感を放っている。3030年のヒップホップ、というコンセプトを軸に、素晴らしいアルバムとなった。
AUTOMATORの、恐らく彼のキャリアでもベストに入るであろう近未来的オーケストラ・トラックと、いまだ衰えを知らないDELの粘っこいフロウ/リリカルスキル、トラックの一部と化したKID KOALAのスクラッチとが完璧に融合した"3030"は、アルバムの幕開けに相応しいドープチューン。スキットを挟んでの"THINGS YOU CAN DO"も、ハードなドラムに絶好調のDEL、終盤のスクラッチ、どれもが最高。個性の強いアーティストのコラボレーションは一歩間違えるととんでもなく外す事もあるが、この3人にそんな心配は不要のようだ。"VIRUS"と"UPGRADE"では、DELのコンピューター・ライムが炸裂している。優れた比喩を駆使してのテクノロジー批判、教育の重要性をライム、AUTOMATORのプロダクションもタイト、鋭いスクラッチは勿論KID KOALA。DELが一歩引いての"MASTERMIND"は、AUTOMATOR賛歌。KID KOALAのスクラッチにも、大きなスポットが当てられている。DELのフロウが炸裂するのが、メロディアスな"MADNESS"。冒頭の歌うようなフロウは正に真骨頂、ユニティを訴えたライムもポジティヴだ。"TIME KEEPS ON SLIPPING"の主役は、フックを歌うDAMON ALBARNだ。疾走するトラック上で裏声が全開。"TURBULENCE"でのDELの近未来ライムは、そのまま今の社会批判。”エイリアンが降り立って言った、この惑星は侵略する価値も無い”。レイドバックした"LOVE STORY"も、同様に男女の力関係をライム。ホーンが最高にファンキーな集大成"MEMORY LOSS"では、SEAN LENNONがヴォーカルで色を添えている。
3人とも出過ぎない最高のパフォーマンスで、一つの傑作を作り上げる事に成功している。多くの著名人が参加したインタルードもコンセプトを強化しているし、これほどアルバムらしいアルバムも珍しい。必聴だ。
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